AGMバッテリー交換後のレジストリ登録
AGMバッテリー交換時のレジストリ登録です。
AGMバッテリーは、交換後レジストリ登録が必要です。
容量変更が無ければ、登録だけでOKですが、容量変更をした場合は、コーディングも必要です。
また、INPAで登録する方法もありますが、今回はTool32での登録方法です。
『バックアップ電源をつけて交換』
という力業や、
『そもそもレジストリ登録なんて要らない』
などいろいろなご意見が有りますが、DIYでコーディングができる環境をお持ちなら、コーディングの延長程度の手技です。
容量変更が無ければ、登録だけでOKです。容量変更をした場合はNCS Expertでの、コーディングも必要です。
また、INPAでバッテリーのレジストリを登録する方法もありますが、エラーが多かったりとの話しもちらほら聞くので、今回はTool32での登録方法です。
ICOM接続ではなく、K+D CANケーブルでの接続で登録可能です。
バッテリーのモジュールはDMEで車輌個別のDMEの名前をここで調べてください。
自車の場合、MSS60でした。
ちなみに、他の例を挙げると、
DDE6 = 318d, 320d, 325d, 330d, 335d (03/2005 – 09/2007)
DDE7 = 318d, 320d, 325d, 330d, 335d (09/2007 -)
MV946 = 316i, 318i, 320i, 320si
MSV70 = 325i, 330i
MSV80 = 328i
MSD80/MSD81 = 325i (N53), 335i
MSS60 = M3
です。
ーまだ続くー
ココからTool32へ
Tool32のSGBDは、先ほどのINPAで確認した、MSS60.prgを選択します。
OKが出たら、登録終了です。
ーまだ続くー
再びINPAへ
F2:PM Field1を選択。
バッテリーの容量を変更した場合、上記以外にCASのコーディングが必要です。
KLASSE_BATTERIE
46ah
55ah
70ah
80ah
90ah
110ah
40ah_agm
60ah_agm
70ah_agm
80ah_agm
90ah_agm
距離が現在のものと一致したらOKです。
ちなみに
バッテリーのレジストリー登録は、DMEの codingと同様、エンジンはONだと書き換えできません。
エンジンOFFでイグニションONの状態での作業です。
Tool32(=Toolset32)は一部の人以外には余り馴染みがないかも知れませんが、コーディングソフトのインストール時に一緒にインストールされることが多いです。
大変優秀なソフトですが、いろいろの機能が隠れていて、場合によっては普通のコーディングでは書き換わらないところが、argumentの設定無しでお手軽に書き換わったりもします。
なので、
「このjob、よくわからないけどやってみようかな」
と実行すると、とんでもないところが(例えばCICのQNX6がボタンひとつでQNX4に)書き換わったりしますので、十分ご注意ください。