ToolSet32=Tool32によるEシリーズBMWのVINとAIFの書き換え

INPAなどでUIFを読むと、各モジュールにVINやZBなどが表示されます。
これらはいわゆるCoding VINと呼ばれるものです。

モジュールの書き換え(FLASH)時に書き込まれるものですが、WinKFPなどは設定によっては書き込まずにFLASHが可能です。
逆に後から書き込み(書き換え)の場合、WinKFPなどを使用せず、Tool32(=Toolset32)で書き込み(書き換え)可能です。
接続もMOST関連のモジュールであっても、ICOM接続不要で、Tool32(=Toolset32)とK+D CANケーブルで可能です。

 

このあたりになると、この操作が必要な作業をする人は、こんなの知っていて当たり前、という感じがしますが、備忘録としてあげます。

 

先ずは車輌と接続し、Tool32を起動。

左端上の”File”の”LoadSGBD,Group file”=F3をクリック

モジュール一覧が表示されるので、書き込み(書き換え)したいモジュールを選択します。
今回は、33CI63F1を例にとって説明します。

 

モジュールを選択すると下記のような表示になる。

 

 

その中で、UIFに表示される項目を選択する。

例えば、aif_lessenである。コレはUIF_READです。

表示させたい(書き出したい)結果を、”Results”から選択する。

 

左上の”Job”より、”Start Job once only”を選択肢クリック。

すると下記のような結果が表示される。

apiJob(“33CI63F1_10″,”aif_lesen”,””,”aif_adresse_high;aif_adresse_low
;aif_fg_nr;aif_fg_nr_lang;aif_datum;aif_zb_nr;aif_sw_nr;
aif_behoerden_nr;aif_haendler_nr;aif_serien_nr;aif_km;aif_prog_nr;
aif_anz_frei;aif_anzahl_prog;aif_anz_daten;aif_groesse;job_status”)

 

Satz : 0

OBJECT = 33ci63f1_10

SAETZE = 1

JOBNAME = aif_lesen

VARIANTE = 33CI63F1_10

JOBSTATUS =

UBATTCURRENT = -1

UBATTHISTORY = -1

IGNITIONCURRENT = -1

IGNITIONHISTORY = -1

Satz : 1

AIF_ADRESSE_HIGH = 0 00 00 ..

AIF_ADRESSE_LOW = 0 00 00 ..

AIF_FG_NR = 0000000

AIF_FG_NR_LANG = 0000000

AIF_DATUM = 22.07.2009

AIF_ZB_NR = 9214951

AIF_SW_NR = 9214951

AIF_BEHOERDEN_NR = 0000000

AIF_HAENDLER_NR = 000000

AIF_SERIEN_NR = 00000

AIF_KM = 0 00 00 00 00 ….

AIF_PROG_NR = 

AIF_ANZ_FREI = 1 00 01 ..

AIF_ANZAHL_PROG = 1 00 01 ..

AIF_ANZ_DATEN = 51 00 33 .3

AIF_GROESSE = 51 00 33 .3

JOB_STATUS = OKAY

ここで、000000などと表意されているものは、UIFに書き込まれていないものです。

 

次に ”aif_schreiben”を選択する。

黄色い四角内の表示項目(例では9こ)が書き込む内容です。。
書き込みたい内容を、先ほどの書き出した内容より取り出して一旦Argument下に書き込みます。
例では、
0000000;22.07.2009;9214951;9214951;0000000;000000;00000;0;yyyyyyyyy
である。
このまま書き込めば、今の設定どおりの物が書き込まれます。
この後、変更したい項目を書き換えれば間違えにくい。

最後に左上、”Job”の”Start Job onceonly”で書き込み終了です。

 

同様に他のモジュールの項目も行えば、書き換え可能です。