並行輸入BMWのEシリーズに日本のナビ=CICをインストール

もはやEシリーズは絶滅危惧種なので、Eシリーズの、さらに並行輸入車輌の(例えばECEの)ナビに不自由を感じて、日本のCICを移植する人も、いまさらいないと思いますが、チョット書きます。

例えばイギリスから並行輸入(個人輸入)されたE92のM3は、ナビももちろんイギリス仕様のCICが装備されています。

日本のCICはALPINEで、それ以外のCICはハーマンベッカーで、CICのナビゲーションの部分のシステムファイルが全く違います。
エンターテイメント系の部分のシステムファイルは日本と全く同じです。ただ、言語ファイルは違います。

 

なので、以前、ECEのCICを日本のシステムファイルにFLASHしようとしましたが、どうしてもうまくゆきませんでした。
それこそ、3年間寝る暇も惜しんで作業し、最後にはアメリカやドイツのCICまで取り寄せていろいろ試しましたが、ダメでした。

 

 

単に日本語表示にするには、ECEやUSAのCICはChinaにFLASHでき、それをJAPANのSSDでセットすれば、日本語表示には出来ますが、先述のとおり、ナビゲーションのシステムファイルは日本とそれ以外では違うので、日本のシステムファイルが入っているCIC以外のCICには、日本の地図を入れることは出来ません。
地図のデータが入っているシステムフォルダのマウント構造が日本だけが違うのです。

 

この海外のCICを日本のCICのシステムにFLASHした人は、日本に一人だけいるようですが、一般には、日本のCICをインストールしてしまうのが一般的でしょう。

で、VINが違うので地図が起動しませんが、それはScriptで回避するも良し、エミュレーターで回避するも良し、です。

 

 

ただ、例えばイギリスの車輌に日本のCICをインストールすると、CICだけ日本バージョン用のSSDでセットしても、しばらくすると(10分ー15分)、なんと、単位がMileに変わってします。

コレはメーター内のEEPPROMのデータに引っ張られてしまうのです。

なので、その場合、E9XだとKOMBIのコーディングも必要で、それは
●メーター内のオンボードコンピューターの距離表示の変更
(km⇔mile)
モジュールはKOMBI
★K410D_C_WEG_1
★K410D_C_WEG_2
★K410D_C_WEG_3
★K410D_C_WEG_4
★K410D_D_WEG
wert_01がkm表示、wert_02がmile表示
(すべてをどちらかに変更する)

のコーディングが必要です。
もはやココまで行くと、何を言ってるか不明だともいますので、読み飛ばしてください。

でも、この問題に直面したひとが万が一いたら、参考になると思います。