NCS Dummyの使い方
NCS Dummyでのコーディングパラメーターの書き換え方法です。
モジュールに書き込まれているパラメーラーは16進数なので、抜き出したパラメーターを変更しやすいように可視化するソフトがこのNCS Dummyです。
NCS Dummyでのパラメーターの書き換え自体は、車両に接続していなくても、スタンドアローンで可能です。
NCS Expertで取り出したデータ(NETTODAT.TRCやFSW_PSW.TRC)をPCに保存してあれば、それをNCS Dummyに読み込んで、書き換えて、NCS Expertで書き込むためのMANファイルに変換します。
基本的にはNETTODATコーディングの場合、NETTODAT.TRCをNCS Dummyで読み込んで、NETTODAT.MANをExportし、NETTODATコーディングで書き込むことをお勧めします。
また、FSW_PSWコーディングの場合、FSW_PSW.TRCをNCSDummyで読み込んで、FSW_PSW.MANをExpertし、FSW_PSWコーディングで書き込むことをお勧めします。
ここで、車輌から読み出したFILEのうち、NETTODAT.TRCはNETTODATのままでMANFileでNETTODAT codingするのが基本で、また、FSW_PSW.TRCはFSW_PSW.MANのままでFSW_PSW codingすることをお勧めします。
NCSDummyで、NETTODAT.TRCをFSW_PSW.MANに変換することは可能ですし、その逆に、FSW_PSW.TRCをNETTODAT.MANに変換することも可能ですが、そのようなcoding方法はお勧めしません。
ーまだ続くー
NCS Dummyの実践
では本題、以下手順です。
NETTODATコーディングをする場合、NETTODAT.TRCを読み込みます。
また、FSW_PSWコーディングをする場合、FSW_PSW.TRCを読み込みます。
これらのファイルは、NCSExpertで読み出した場合、NCSEXPER/WORKに保存されていますし、いろいろ保存していれば、それを指定すればOKです。
FilterのなかのFilter Modules by Trace File…でソートを掛けます。
一番一致率が高いものを選び、クリックします。
例えば、High beam assistantをActive にしたい場合、aktivにチェックを入れます。
また、選びたい項目を検索するには、Filterの中のFilter Modules by Keyword..でFind whatの中に入力してFilterをクリックします。
また、どの項目の中のキーワードを検索するかで、チェックをします。
最後に書き換えたファイルを書き出します。
Nettodatコーディングの場合、Export NettodataのなかのExport NETTODAT.MANをクリックします。
FSW_PSWコーディングの場合、Export FSW/PSWの中の、ExportFSW_PSW.MANをクリックします。
同様に、これもC/NCSEXPER/WORKに書き出されます。
車両への書き込みは、WORKフォルダ内のMANファイルをNCSExpertで書き込みます。